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Outer Edge/知覚の外縁
秋田県秋田市 秋田公立美術大学ギャラリー BIYONG POINT

 BIYONG POINT企画公募の採択企画として開催した展覧会。《Performance on Installation》シリーズで複数の共同制作を行ってきた現代音楽家の宮本一行とコラボレーションした。

 本展「Outer Edge / 知覚の外縁」は、視覚・聴覚・触覚からなる3つの感覚を組み合わせることによって、知覚の外縁に触れることを試みる展覧会である。BIYONG POINT内に特定の自然環境を再構築することを通じて、我々が空間を体験する上で認識している様々な感覚の関係性を読み解くことを試みた。今回は、秋田県五城目町に位置する「ネコバリ岩」の周辺環境をリサーチ対象とした。「ネコバリ岩」は五城目町南端を流れる馬場目川上流部にある、高さ6mを超える巨岩であり、川縁にこの巨岩があることによって、水の流れや音の流れといった周辺環境には大きな変化が現れている。 インスタレーションと呼ばれるアート作品は、視覚的な経験に限定されているように見えて、周囲の音環境や、会場自体の空間体験が内包されていると言える。空間の鑑賞体験における周辺環境 -既にその場に存在している「音」や「床」- への意識は潜在的なものにとどまっている。本展示を通じて、鑑賞者が空間に広がる音やその場に立っている身体感覚に意識を傾けることによって、より豊かな作品の鑑賞体験に繋がると考えている。

作品サイズ: W 4.5m / D 9.3m / H 0.45-1.5m 素材:杉、OSB合板

 

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2019年度BIYONG POINT企画公募 採択企画
「Outer Edge/ 知覚の外縁」

​https://www.artscenter-akita.jp/archives/19402


会期:2021年2月13日(土)ー5月9日(日) 9:00-18:00
会期中無休/入場無料
会場:BIYONG POINT(秋田市八橋南1-1-3 CNA秋田ケーブルテレビ社屋内)
主催:秋田公立美術大学、NPO法人アーツセンターあきた
協力:CNA秋田ケーブルテレビ
グラフィックデザイン:野口勝央(野口デザイン事務所)

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